耐震工事

耐震性への注目が集まっていますが、リフォームによって耐震工事を行うこともできます。特に木造住宅では、地震への不安が高まっていますが、耐震工事によって家の耐震補強を行うことによって、耐震性が増して、家の寿命を延ばすことができます。特に、国の耐震基準が新基準となる1981年以前に認可を取った住宅の場合には、1度耐震診断を受けてみて、必要であれば耐震工事を行うことがお奨めです。

 

耐震診断を受ける場合には、お住まいの市区町村や民間団体に相談窓口があるので、相談してみると良いでしょう。一定の基準を満たすと、無料で診断してもらうことができます。また、こうして診断してもらった診断結果に基づいて耐震工事を行うと、市区町村から工事費用の一部を負担してもらえたり、工事資金を融資してもらったりすることができる場合もあります。まずは市区町村に問い合わせてみると良いです。中には、地震への不安をあおって、耐震工事だと偽って全く意味のない工事を行う悪徳業者もいますので、注意が必要です。市区町村や民間団体の相談窓口で相談してみると安全でしょう。

 

耐震性を高めるポイントは5つあります。1つ目は地盤です。地盤が軟弱ですと、地震の際に建物が大きく揺れてしまいます。2つ目は重量です。建物を軽くすると、耐震性を高めることができます。3つ目は、壁です。特に木造住宅の場合には、壁も建物を支えています。壁の量は、法律によって定められています。また、特に軟弱な地盤の場合には、壁の量を増やす必要があります。4つ目は床です。床の強さは、壁の強さに影響します。最後は接合部分です。土台と柱、柱と梁など、様々な部分に接合部分がありますが、一定の強度が必要となります。

また、地震に耐えるという考え方とは別に、地震の揺れを和らげるという方法があることも知っておいた方がいいかもしれません。建物の柱に制震ダンパーなどを装着する制震ですとか、建物と地盤の間に免震装置を入れることにより、地震の揺れが建物に伝わりにくくしたりする方法があります。一般的に、免震は工事が大掛かりになり、制震よりも費用が高額になります。

 

話を戻して実際の耐震工事では、土台や柱、梁などが痛んでいる場合には修理したり、基礎や壁、接合部分を補強したりします。土台や柱、梁は、家を支える重要な部分ですが、湿気やシロアリなどによって腐食してしまうこともあります。そのような部分は、新しく取り換える必要があります。また、強度の足りない基礎については、コンクリートを増し打ちしたりします。壁の耐震工事では、壁を新たな耐震性のあるものに取り換える方法と、既存の壁を補強して耐震性を増強させる方法があります。