事業再生士資格とは?

会社の資金繰りが難しくなり、行き詰ってしまうと、最終的に倒産となってしまいます。
経営者はもちろん、行き場を無くしてしまう従業員にとっても、とても辛い現実となってしまいます。
さらには、取引先の会社や銀行などにも、多大な迷惑を与えてしまうこととなります。

そのようなことを回避するためには、事業再生という方法があります。
債務の一部免除や弁済期の繰り延べなどを行いながら、同時に、事業の再構築を行うのです。

このような事業再生を行うには、法律や経営、財務会計の知識が必要不可欠となります。
こうした事業再生に関する知識や経験を認定するために、事業再生士(CTP)資格という資格があります。

事業再生士資格は、日本事業再生士協会が認定している資格です。
協定を結んでいるTurnaround Management Association(TMA)という米国機関が認定する
米国CTP資格に準じた業務基準や倫理規定、資格規定が適用されています。
資格を取得するためには、日本事業再生士協会が実施するTCP資格試験に合格することが必要となります。
また、3年以上の事業再生に関する実務経験と、5件以上の事業再生実績を有するなど、
事業再生士協会による資格審査も必要となります。
このような資格取得条件をパスして、日本再生士協会の会員になることで、
事業再生士資格は取得することができます。

TCP資格試験では、経営、法律、会計・財務の3科目が行われます。
全てが論述式ですが、一度に全ての科目を受験しなくても良いので、1科目ずつ受験することもできます。
また、一度に複数の科目を受験して、その中の1科目が不合格になってしまった場合でも、
科目ごとに合格も認められているので、次は、不合格になってしまった科目だけにチャレンジすれば良いのです。

このようなTCP資格を持っている方は、日本では、まだ少ないようです。
そのため、事業再生を手がけている方は、資格を取得しておけば、今後役立つことも多いはずです。
また、反対に、事業再生を考えている経営者の方は、このようなTCP資格を持つ事業再生士の方に依頼すると、
より安心なのではないでしょうか。